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What is ε-Polylysine?
ε-ポリ-L-リジン(ε-PL)とは?
- ε-ポリリジンは、放線菌*1 Streptomyces albulusによって生産されるL-リジン*2のホモポリマー *3 (単一成分ポリマー)であり、1977年に日本で発見された数少ない天然のポリアミドです。
- ε-ポリリジンは、ポリカチオン性*4を示すため抗菌活性を示します。また、ヒトへの高い安全性も認められており食品防腐剤として利用されています。
- ε-ポリリジンの化学構造が石油から合成されるナイロン6に似ていることから、バイオプラスチックとしての応用が長年期待されています。
- ε-ポリリジンが放線菌によって生産される仕組みは、2008年に福井県立大学の研究グループが解明し国内外で高い評価を得ました
(研究論文を2008年 Nature Chemical Biology誌に発表)。
土壌微生物
*1 放線菌は土壌微生物の一つであり、産業上重要な化合物や酵素を生産する微生物として知られる。
L-リジン
*2 L-リジンはアミノ酸の一つであり、主にタンパク質の構成成分としてあらゆる全ての生物に存在する天然物である。
ホモポリマー
*3 ポリマーとは、同一または同様な成分が多数つながった化合物の名称であり、例えば、ポリエステル、ポリプロピレンなどがある。ホモとは単一、同一の意味を表す。
ポリカチオン性
*4 カチオン性とは、プラス(+)に荷電した性質のことを表し、ポリカチオン性とはプラスが多数存在する性質を意味する。
ε-ポリリジン
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